
magenta research MultiView XR2000 Series USER'S MANUAL
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前記の手順で、各受信器にアドレスを設定した後、送信器と特定の受信器との間で双方向の RS232 通信回
線の確立を行います。送信器に接続されている機器は回線を確立するためコマンドの発信が必要になりま
す。(ボーレートは 9600bps固定です)
以下の手順にしたがって送信器にコマンドを発信してください。
1) 送信器には通信を行いたい受信器のアドレスを設定する必要があります。送信器に接続された機器は、
下記のキーボードコマンドにより受信器のアドレスを送信器に設定してください。コマンド発信後は、アド
レス指定された受信器と送信器の間で双方向の RS232C 通信の回線が確立されます。
【Ctrl】 + 【D<ID>】
例) 【Ctrl】 + 【D4】
(アドレス 4 の受信器と回線を確立)
<ID>は受信器のアドレス(1~254)になります。コマンドにより、指定された受信器と回線が確立した後は、
デイジーチェーン接続されたその他の受信器からのデータは、送信器へ伝送されないので注意してく
ださい。
通信を行いたい受信器を変更する場合は、再度コマンドを発信してください。
2) 下記のコマンドは、送信器からのデータをデイジーチェーン接続されたすべての受信器へ一斉に配信
するコマンドです(ブロードキャストモード)。コマンド発信後、送信器に接続されている機器からのデー
タは、すべての受信器に接続されている機器へ配信されます。
【Ctrl】 + 【D0】
<ID>は 0 になります。このコマンドが発行される1つ前に回線が確立していた受信器は、送信器へデー
タを伝送することができます。その他の受信器は、送信器からのデータを受信するのみです。
3) 下記のコマンドは、送信器から受信器へのデータ伝送をすべて OFF にします。コマンド発信後、送信
器に接続された機器からのデータは受信器へ伝送されません。
【Ctr l】 + 【D255】
<ID>は 255 になります。このコマンドが発行される1つ前に回線が確立していた受信器は、送信器へデ
ータを伝送することができます。その他の受信器は、送信器へデータを伝送することはできません。
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